はじめての茶道 と ビジネスマン視点での茶道について
表題の通り、まずは”はじめての茶道”の書評と、
ビジネスマンの視点では、茶道とは、何に役立つものかを考えてみました。
1.はじめての茶道 の内容について
今年、念願の茶道教授の資格を取得させて頂いたのですが、
本書は、初学者にとっても、今後指導者となる自分自身にとっても、
大変わかりやすい参考書です。
単純に図説や写真が多いことだけでなく、「準備の際の注意点」が詳細に記載されているためです。
自分が誰かに茶道を教える際に、どのように表現して、
理解していただき、身に着けて頂くようガイドできるのか。
私の師匠は、相手によって教え方を変えていたといいます。
・ きつくいった方が食いついてくる人、
・ あまり言いすぎないで興味を引く伝え方をすることで勝手に学ぶ人、
・ 丁寧に伝える必要がある人、
・ 雑談した方がいい人(多くの茶道教室は余計な話はしないと思うが、私の師匠は、茶道に関するお話からいつの間にかそれて、何気ないおしゃべりが多かった。)
ビジネスマンの視点からしても、参考になる内容が潜んでいるように思われます。
2.ビジネスマン視点での茶道について
まだ考え中ですが、以下の3点ではないかと思います。
▼① ビジネスマンの教養としての茶道
⇒ 以下の記事で重要性を説かれている「教養」として、
日本文化のすべてを包含する茶道を、外国人に対しても説明可能であると
グローバルに活躍が可能な人としての要素の1つではないでしょうか。
直接的な強みではないにしろ、国際人として世界のビジネスマンと
対等に接するためには必要な要素だと考えます。
▼② ビジネスと茶道の共通点を元に自分の仕事を深く理解するための茶道
⇒ ”礼節”という視点(上座や下座、正客と次客の関係など)はもちろんのこと、
”クライアント・ファースト”という顧客至上主義は”もてなしの精神”と重なる部分があることや、
”業務プロセスの意味”を、お手前、作法の流れに無駄がないことと合わせて比較理解すると案外面白いかもしれません。
別途、”業務処理フロー”と、”茶道のお手前”について記載しようと思います。
▼③ マネジメント視点での茶道
⇒ どうすれば、自分と同じ成果を出す人材を育成できるのか。
どうすれば、茶道の指導内容がより伝わり、自分で考え、
自分で深みを学ぶことのできる人に育つのか。
マネジメントというか、人材育成視点としての茶道ですね。
雑記的になりましたが、本稿は改めて整理したいと思います。
以上。