週末起業 藤井孝一(ちくま新書)
副業が珍しくない社会になるのにそう時間はかからないかも知れません。
そんな感覚になってきているのですが、正直、確定申告だなんだを自分でやらないといけないのは面倒です。
とはいえ、なんでも着手してみてどんな結果が出るかを見てから考える、ということでもよいのでは?と考えます。
なぜなら、着手しなければ何も始まらない。ゼロのままだからです。
そんなわけで、自分なら何で手を動かすか考えながら、読んでみました。(ちなみに私はアフィリエイトしてません。)
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1.”週末起業” なるものが世に出る背景
2.週末起業の醍醐味
3.気を付けるべきこと
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1.”週末起業” なるものが世に出る背景
バブル以降、働くことに対する意識は、現在の30代以下は変わってきています。
特に、個人的には年金の不公平感をはじめとした社会保障に対するマイナスイメージがある傍ら、
どのように働くことが楽しいのか、面白いと感じるのか、自分は仕事を通してどのように成長したいのか、
といったプラスのイメージを仕事を通して蓄積していくことこそ、変化に富んだこれからの時代を生き抜くために必用な考え方ではないかと考えています。
高度経済成長期のように、働けば働くほど(いや、そこまで働かずとも?)お給料がわりかし多く頂けた、という時代ではないたけでなく、
AIなどテクノロジーの発達により今ある仕事の半分以上は無くなってしまう。
新しい仕事が生まれる、となった時に、何かをするべきではないのか?
と考えるのは至極当然のような感覚があります。
週末起業に着手せずとも、自分なりに何かに問題意識を持ち、仮説をたてて検証する。
さらには社会貢献まで結果として出せるのであればこんな楽しいことは無いと。意義深いこともないと思います。
このように考えると、週末起業をやってみる価値は大きいと感じます。
2.週末起業の醍醐味
これは以下の3点が大きなポイントかと思います。
・ 収入源が増えるかもしれない(うまくいけば)
・ ビジネスの流れがわかるようになる(コスト意識やマーケティングの理解が深まる)
・ 経験の深さにより、本業とのシナジーが発揮される
もっと書き出すこともできますが、最初は無理のない範囲でやってみて、
楽しみながらフィードバックすることが重要だと思います。
多くのブログなどにも記載ありますが、週末起業で稼いでいる方は金額の大小はともかく共通していることとしはできる範囲でスタートして継続している、というところです。
綿密な未来予想図、計画書が無かったとしても、軌道に乗ってから、週末起業と本業にスイッチするのか、
それとも、軌道に乗らないまでも学んだことを本業に対してフィードバックさせるために整理をするだとか、
選択肢はたくさんあります。
動いた分だけ、学ぶことができるということになります。
(本業の中でも”動いた分だけ学ぶことができる”ことは同じではありますが、本業の中だけでは出会うことのない人と交流する機会ができることに大きな意義があると考えます)
何かに効果を発揮させるには、自分次第ですが、発揮されるまでやり続けてみればいいんだと思います。
3.気を付けるべきこと
・ 自分の会社は”副業禁止” なのか?
⇒ 秘密でやるのはできるだけ避けた方が身のためです
(副業のせいで、本業へのパフォーマンスが落ちた、と言われたりしかねないですし、何か話が行きすぎたりすると懲戒解雇などになるリスクもあるためです)
・ 筋をとにかく通すこと
⇒ 確定申告が必要な売り上げをたたき出した場合は当然申告すべきです
⇒ 副業がOKな会社でも、本業の会社内でもきちんとOKを取って、宣言した方がよいと思われます。
なんにせよ、週末起業をしてようがいまいが、
筋を通したり、相手の感情を悪くするようなことが無いように
普段から気を付けるべきことのような気がします。
(確定申告の話を除く)
おこづかい稼いでいるサラリーマンはいっぱいいそう。
どこかにデータが転がってないか探してみたいと思います。
以上。