福島屋_毎日通いたくなるスーパーの秘密
相当久々だが、いたく感銘を受けたので記す。
表記の書籍との出会いは、六本木一丁目駅から降り、
アークヒルズサウスタワーに2014年1月にできた、FUKUSHIMAYA TASTING MARKET に立ち寄ったことからである。
いや、単純におしゃれなだけではなくて、
商品が、いわゆるスーパーのそれではないわけです。
完全に、「いいもの」と認識するものを消費者に届けるための店。
と受け取りました。
ときどき、気に入ったお菓子や飲み物を購入していました。
(月餅ファンになったのはこちらに置いてあった商品の影響です。)
で、一年ほど前に立ち寄った際に、代表の方の書籍が置いてあったので、
迷わず買いました。
だいぶ寝かせていて、今日やっと読んだのですが、
本当に刺激をうけました。
・ 自分のスーパーだけの利益を考えているわけではない姿勢
・ これからの小売とは?をつねに考えていらっしゃる点
・ ”与える”そして皆で幸せになろう、価値を届けようとしている姿勢
・ とにかくやってみて情報収集することで次のビジネスにつながっているという事実
いろいろ表現はできますが、私の言葉で端的にいうと、
「”社会貢献(やましいことがなく関係者すべてに利益をもたらす)”をするために、”問題意識を常に持って日々過ごしている”」
ということだと思います。
異業種のため表現が通じない、お互いの業務を知らないので相手の使う言葉の真意を理解するのにハードルがあるケースがあるという話を聞きますが、
小売業というものに、これだけ問題意識を持って取り組まれたのであれば、どこで誰とでも話せる経験をお持ちであろうな、と。
(この本には、生々しい苦労は記載されていないので、お会いしてお話し聞いてみたいと強く思わされました。)
自分もそんな見地にまで少しでも早く到達したいと思った次第でした。
わずかなものですが、自分の持てる何かはGIVEしていきたいと思います。
- 作者: 福島徹
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
小売業・スーパーに興味のある方だけではなく、
生産者(農業従事者)や、いわゆるビジネスマンの皆様におすすめの本です。
※ 巻末の、木村秋則さんとの対談がこれまた非常に面白い。大谷石プロジェクト、アツいです。
以上。