funkasticsym567’s diary

書評中心に雑感を記載します。自分のアウトプット実験場の一つです。

翔ぶが如く - 超高齢化社会 -

 

翔ぶが如く(一) (文春文庫)

翔ぶが如く(一) (文春文庫)

 

 超高齢化社会と、この司馬遼太郎の作品がどう結びつくのだろう。
という点については、現時点ではよくわからない。

1つ言えることは、ああ、司馬遼太郎が愛読書なんだ!いいね!
といった世代層が、どんどん労働人口の中でも年齢層がUPPERである状態だ。

昔、自分が就職活動しているころ、
とある税理士事務所のボスが、志願者が2人いるうち、

京都帝国大学の志願者と、
関関同立の志願者で、

司馬遼太郎が大好きです!

といった、関関同立の志願者をとったという実話があるのだが、

昨今だと、ああ、こいつは面白い、と思うような印象を受ける、
作家は誰なのだろう。

 

翔ぶが如く、は、
”新しい国家をつくる”(明治維新のことを美化して表現)ために自分の理想を求め、
周囲のキーマンをおさえ(というより憧れを持ちながらも自分にできることを追求し)、
何としても目標を達する、
というドラマが熱い作品であるかと思う。

たとえ、今後、司馬遼太郎が大好きな世代層が、
いわゆる超高齢層にどんどん近づいていくとしても、
「新しい国家をつくる」という「夢」は、現代で言う、インダストリー4.0、などに
類するか、それ以上のアツさなのであろう。

 

勢いで書いたが、翔ぶが如くは4巻ほどで足踏み状態だったので、もうそろそろ最後まで読もうと思います。

 

以上。