すぐわかる作家別やきものの見かた
先日の茶道のお稽古では、2回お手前をさせて頂きました。
というのも、前々回は高松へ高跳びしていたので稽古をやむなくすっとばしており、
お師匠様のご厚意でさせて頂く事ができました。
一回目は「茶入れ飾り」
二回目は「重ね茶碗」でさせて頂きました。
ちなみに茶入れは濃茶で使うものですので、茶入れ飾りという。
(薄茶の「茶筅飾り」というようにわざわざ薄茶濃茶の別はつけずに呼称するものと覚えられけり。)
茶入れ飾りは小袱紗の使い方が肝となるように感じた。
陰で水差し、茶筅、茶碗と茶入を飾るわけだが、
茶碗の上に小袱紗を敷いてその上に茶入れを乗せる。
どんだけ手間かけるねん(笑)
というところである。
さて、「重ね茶碗」のお手前は道具の運び、
とくに茶碗の運びが一筋縄ではいかない。
一連の流れが微妙に異なる。
とまあ、書評と関係なくお手前に関する回想になっているが、
表題の本について書いておこう。
一楽、二萩、三唐津というように、
お茶碗の等級的な言葉もあるが、
この本を読んでおくと一通りの知識は簡単に得られるのではないか。
お茶会にでて正客として招かれることはないうちに、識見を得ておくのは
稽古と同じく非常に大切なことだと感じている。
そんなごたくはともかく、この本に載っている写真を見ていると、
やはりうっとりするのである。
素敵な作品は写真でも心を奪われるものだ。
・・・ちなみに、長次郎の黒楽が素晴らしいと妻に熱弁したが
ついにわかってもらえなかった。好みの問題というものは
どんな芸術においても存在するものらしい。
- 作者: 中ノ堂一信
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る